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第89回原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会の開催について

令和5年11月22日
原子力損害賠償・廃炉等支援機構


本日、以下のとおり第89回運営委員会を開催いたしましたので、お知らせします。


日時:令和5年11月22日(水)17:00 ~ 18:00
場所:原子力損害賠償・廃炉等支援機構 会議室A
議事内容:
・東京電力による経営改革の取組等の検証 等


※後日、議事要旨を公表する予定となっております。

 

(以上)

第89回原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会 議事要旨


日時:令和5年11月22日(水)17:00 ~ 18:00
場所:原子力損害賠償・廃炉等支援機構 A会議室

議事要旨:
 事務局より、東京電力による経営改革の取組等の検証・評価結果の案について、説明があった。

 運営委員等からの主な意見は、以下のとおり。
・今回の検証・評価は、交付国債枠を引き上げる必要性があること踏まえて実施しているのだとすると、賠償について、迅速に実施することに加えて、賠償過払い案件等も踏まえ、適切な支払いも実施するべきであるということや、東京電力として効率化などの経営改革をしっかりと行っているということについて、明示しておくべきではないか。
・「カーボンニュートラル」という用語が多用されているが、政府では「グリーン・トランスフォーメーション」として議論が進められているので、用語の使い方を検討してはどうか。
・東京電力のヒアリングを聞いていても、利益を貪欲に上げようという意思が強く伝わってこなかった。こうした面も東電の課題ではないか。
・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働には全力を挙げてもらいたいが、東京電力は、地元・地域の感情に対して、よりセンシティブになる必要がある。
・長期的な利益目標である年4,500億円は非常に高い目標であり、それを達成するためには、より包括的なアライアンスの実現、東京電力だからこそできるような業界全体を変えるようなアライアンスをやっていく必要がある。そのためにどういう対応が必要か、東京電力として検討して、打ち出していくべき。
・今回の評価・検討結果の取りまとめには直接関係しないが、内外無差別や経過措置料金撤廃の条件などについて、我が国の電力事業におけるメリット・デメリットをよく国に検討してもらいたい。

 事務局からは、以下の回答があった。
・賠償の適切な実施について言及している箇所はあるが、賠償過払いについても触れながら記載することについて検討したい。
・東京電力の効率化努力に関しては、これまでの実績等を記載している。
・「カーボンニュートラル」及び「グリーン・トランスフォーメーション」の用語の使い方については検討したい。
・利益をより貪欲に追及する姿勢やアライアンスに対する姿勢等については、そのニュアンスを反映することを検討したい。
 
 今回の委員からの意見を踏まえた修正等については、委員長に一任された。その上で、次回の委員会で、検証・評価結果の取りまとめを報告するとともに、東京電力にも内容を伝えることとなった。また、次回委員会開催後に、検証・評価結果を対外公表することも了承された。

(以上)

第89回原子力損害賠償・廃炉等支援機構運営委員会 参考資料

 
 

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